ソニーの新規事業創出プログラムから生まれたwenaプロジェクトは、ヘッド部分にはアナログ時計を採用しながら、バンド部分に電子マネー機能※2、通知機能、ログ機能を搭載した「wena wrist (ウェナ リスト)」の正式販売を開始します。
情報源:ソニーニューリリース
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ソニーから、電子マネー機能、通知機能、ログ機能を搭載した「スマートウォッチ」が発売開始されるとのこと。
この時計の特徴は、本体部分は液晶ではなくアナログ時計あることと、バンド部に電子マネー、通知機能、ログ機能といったスマホと連携して使うものが搭載されていることが挙げられると思う。
スマートウォッチというより、アナログ腕時計にスマホ連携の機能が追加されたというスタンスだと思う。
特徴の一つとして、電子マネー機能
wena wristは、おサイフケータイジャケットという、iPhoneでおサイフケータイを使うために発売された製品と同じ仕組を使用している。
モバイル端末とおサイフケータイ機能(モバイルfelica)が分離されており、iOSアプリ「おさいふリンク」でモバイルfelicaにアクセスして、Androidのおサイフケータイ同様の使い勝手を実現している。
このような経緯があるせいか、今回の正式販売開始において、Androidの「おさいふリンク」アプリは存在しておらず、Androidしか持っていない人は、電子マネー機能が使えないという残念な結果。
ただし、購入時限定、楽天Edy限定で、初期設定の代行サービスを利用することで、iOS機器が無くてもEdyが利用可能になる
費用は3000円。。。。。
残念なことに、wena wristはモバイルSuicaには対応していません
売れ行きに左右されると思われるモバイルSuica対応がされていないのはすごく残念。
この製品は、先に言ったとおり、おサイフケータイジャケットの仕組みを利用しているので、新規のサービスではありません。なので、既に利用可能なサービスはそれなりにあります。もう既に、おサイフケータイジャケットは発売されて数年が経っています。
おサイフケータイジャケットのモバイルSuicaも対応されていない状態なので、今回のwena wristが対応される可能性は現時点で非常に少ないと思います。
モバイルSuicaを含む電子マネーの対応は、フェリカネットワークスが提供している「おさいふリンク」アプリ次第
アプリ対応に加えて、モバイルSuicaに対応させるには、搭載端末を試験にかける必要あるようです(この場合ソニーがJR東日本の試験Suica検定に合格する必要がある)
まとめると、
モバイルSuicaをwena wrist(おサイフケータイジャケットも含む)に対応させるには、
- フェリカネットワークスの「おさいふリンク」アプリの対応
- おさいふリンクアプリに対応した端末を、端末を製造した企業が、JR東日本のSuica検定の試験を受けて合格
おサイフケータイジャケットが発売されて数年、wena wristは正式発売する前からクラウドファンディング出資者に対して製品の発送されているなど、それなりに準備できる期間があったはずなのに、モバイルSuicaの対応がないまま、wena wristの正式販売に至ったという。。。。
wena wristの成功の鍵を握っているのは、モバイルSuicaの対応なのに、それができない理由とは??
大人の事情しかなさそうなんですけどね。。。
「おさいふリンク」アプリがAndroid版が無い理由とは??
これは、Android版が出てしまうと、おサイフケータイの存在価値が無くなるからのような気がする。。。これを出してしまうと、SIMフリー機でも十分ですし。。。。
フェリカネットワークスはDOCOMOも出資してますし。。。。。
ちなみに、
電子マネー機能以外の、通知機能、ログ機能については、Androidアプリを新たにリリースされるので、利用することが可能
これは、電子マネーと異なり、大人の事情は絡んでないので、Android版のアプリ「wena」を出すと決定すれば、正式発売に間に合わすことは可能と思う。
おサイフケータイに縛られること無く、利用者目線で、もっと自由な製品をSONYは出して欲しいなあと思いました。。。。